脱炭素社会で注目!木造建築の工場・倉庫のメリット・デメリットを解説

公開日:2023/08/15
木造建築の工場・倉庫

脱炭素社会において、注目を集める木造建築は、環境への負荷を軽減し、持続可能な社会を実現する手段のひとつです。しかし、木造の工場や倉庫を建設する際は、メリット・デメリットをよく理解することが重要です。この記事では、木造建築の工場・倉庫におけるメリット・デメリットを詳しく解説しているので参考にしてください。

近年は木造の工場や倉庫が続々と誕生!

木造建築の工法や技術の進化により、近年、木造の工場や倉庫が増えてきています。

かつては木材の燃えやすさや耐久性の課題から、工場や倉庫には向かないとされていましたが、工夫を凝らすことで、木造建築でも耐久性を向上させられるため、安価な建築素材として重宝されるようになりました。

柱や梁などの構造に木材を使用する学校や公共施設が増加し、工場や倉庫、ビルでも木材が利用されるなど、現在トレンドの素材であるといえるでしょう。

木造建築の特徴のひとつは、地球温暖化の原因となる温室効果ガスである二酸化炭素を抑制できることです。木造建築は建設時の炭素排出量が少なく抑えられると同時に、木材が炭素を吸収して固定・貯蔵する性質があります。

これにより、木造建築は脱炭素化に大きく貢献できるのです。政府も、脱炭素化を推進するために、公共建築物木材利用促進法を改正し、木造建築の普及を促進しています。木造の工場や倉庫は、環境に配慮した持続可能な建築として、建築が広がりをみせているのです。

木造工場・倉庫のメリット

木造の工場や倉庫には、さまざまなメリットがあります。こちらでその特徴を説明します。

節税効果

木造建築にすると、減価償却期間が短く、節税できるのが大きなメリットです。

鉄骨造は減価償却期間が34年であるのに対し、木造建築は20年であるため、1年でより多額の減価償却費の計上が可能。企業の節税に役立ち、キャッシュフローが有利になるメリットがあります。

コストが安い

木材は低コスト建材です。鉄骨に比べて安価であるため、建築コストを削減できます。

そのため、木造工場や倉庫の建設においては、建材費の節約が実現できるでしょう。

また、木造建築は軽量であるため、建物全体の重量が軽くなり、基礎工事や地盤改良に必要となるコストが比較的少なくてすむこともメリットです。

鉄骨造であれば建てられない土地にでも、木造であれば建築可能な場合もあります。木材そのもののコストや建築にかかるそのほかのコストを抑えられるため、建築費用の削減につながります。

工期が短い

木造工場や倉庫の建設は、工期を短縮できます。

素材の加工性がよく、仕入れも時間がかからないため、鉄骨造よりも工期は短くなるのが特徴です。

高い断熱性能

木材は断熱性能に優れます。木造工場や倉庫は、外部の気温の影響を受けにくく、室温が安定するのが特徴です。

断熱性の高さから省エネ効果や快適な作業環境が期待できるばかりでなく、温度変化で品質に悪影響がでる物品の保管ができます。

増築・解体費用が安い

木造建築は、増築時、解体時のコストも比較的低く抑えられます。

移転の費用も安いため、コストを抑えたフレキシブルな事業の変更も可能。自由度の高い増改築ができることも魅力のひとつです。

社会貢献

木造工場や倉庫の建設は、脱炭素社会の実現やSDGsに沿った活動として位置づけられます。

木材の利用は、持続可能な資源の活用につながり、企業の社会貢献度を高めるアピールポイントです。

木造工場・倉庫のデメリットとは

木造工場や倉庫には、いくつかのデメリットも存在します。こちらでその特徴を説明します。

品質のばらつき

木材は自然素材であるため、生育環境や成長過程によって品質にばらつきが生じます。

そのため、建築に使用する木材の品質管理や見極めが重要で、建築物のできばえは、職人の腕に左右される傾向があるのです。

鉄骨よりも強度が劣る

剛性が高い鉄骨造に比べ、木造は強度が劣ります。

したがって、柱なしでは大空間を確保することが難しく、基本的に大規模な倉庫の建築には向きません

木材で大空間を確保することも可能ですが、補強や構造の工夫によるコスト増が発生し、コストがかかりにくい安い素材である木材の利点を活かせません。

害虫対策が必要

木材は、シロアリやほかの害虫の被害を受けやすい素材です。

そのため、木造工場や倉庫では、害虫対策のための予防措置や、定期的な点検が欠かせません。

木造建築を選択する際には、定期的な害虫対策コストを考慮して建築する必要があります。

廃材の価値がつきにくい

鉄骨造は、解体時に発生する鉄骨が資材として買い取られます

しかし、木造工場や倉庫が解体される際に発生する廃材は、価値がつきにくい傾向があるのです。

まとめ

木造建築の工場や倉庫には、脱炭素社会において注目すべきメリットがあります。環境への貢献や、経済的な利点などが魅力的である一方で、デメリットもあることを忘れてはなりません。木材の品質のばらつきや強度の制約、害虫対策などの課題があるため、木造建築を建てる際にはよく考慮しましょう。木造建築の工場や倉庫は、持続可能性と効率性を両立させる魅力的な選択肢です。脱炭素への社会貢献できるだけでなく、多くのメリットがある木造工場や倉庫の建築に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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会社名ローコスト工房(株式会社三幸住研)進和建設工業株式会社株式会社澤村 CANARIS(カナリス)日鉄物産システム建築石井工業株式会社株式会社服部建築事務所(工場建設コストダウン.com)さくら構造株式会社
特徴低コストかつ短い工期で、自由度の高い設計の木造建築を主に手掛ける会社創業50年の歴史は安心と信頼の証。失敗しない地域密着の土地活用実績システム建築によって、低価格・短工期でありながら質の高い建築を実現できる業界唯一のシステム建築!40年もの超える歴史が支える信頼の技術が強み!明治37年創業で豊富な施工実績が魅力。顧客の希望に合った最適な提案を行う一貫した真摯な姿勢を貫く、常に顧客の視点を大切する建築事務所日本一の高耐震設計グループを目指す、全国で対応可能な日本有数の建築組織
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